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腰痛の注意事項 |
腰痛がある場合には、日常生活においてしばしば腰痛を悪化させるような習慣や行動などがあります。こうした習慣・行動をそのままにしていると、腰痛の治し方を実行していても、効果が半減またはなくなる場合がありますので、注意が必要です。
腰痛を悪化させるものとして、日常生活での姿勢の悪さが多いですが、他にもいろいろあります。
◆椅子に座る時-------背骨の自然のS字カーブが保たれるように座ると腰に負担がかかりません。猫背になるのはよくありません。背もたれに背中を密着させるようにすると、背中のS字カーブが保たれ、腰への負担が減ります。それでも猫背になりやすい場合は、薄手のクッションを背もたれと背中の間に入れると、背筋が伸びます。
◆あぐら ----- 意外に思われるかもしれませんが、あぐらは腰椎に負担をかけます。脊椎の自然のS字カーブが大きく崩れて、腰椎の関節や靭帯に負担がかかります。長時間のあぐらは止めましょう。正座はS字カーブが保たれますので、腰に負担がかかりません。
◆重い荷物をいきなり持ち上げる ------ 腰痛がある人が荷物を持ち上げようといきなり腰を曲げて持ち上げるのは、腰に大きな負担がかかり危険です。
この時も背中のS字カーブが重要です。S字カーブが保たれるようにしながら、まず両膝を十分に曲げて、荷物を身体に引き寄せ、抱きかかえるようにして持ち上げましょう。
◆就寝時の姿勢 ------ 夜寝るときは、両足を伸ばして仰向けに寝ると、腰椎が反り、負担がかかります。横向きで寝るか、片足の膝を曲げた姿勢で寝ましょう。
◆自動車を運転する時の姿勢------これも悪い人が多いですね。正しいドライビングポジションは腰痛対策にもなります。背もたれは直立に近いくらいにし、寝かせすぎない。腰をシートにピッタリとつけ、背筋をのばし気味にし、猫背にならないようにする。ハンドルとの距離も長すぎると猫背になり腰に負担がかかるので、ハンドルのてっぺんに両手を乗せて肘が少し緩むくらいのところにポジションをとる。また長時間の運転となる時は、途中で5分でも休憩を入れて体を動かしましょう。
これらは、日常生活の面からの腰痛の治し方ともいえますので、是非気をつけてください。
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